◆古事記の魅力
古事記は神々の世界から人間の世界(天皇を中心に)を描いた書物です。古事記は三巻からなり、上巻は神話の話、中巻は神と人が混在して、下巻は人の話になっていきます。
古事記序文には太安万侶(おおのやすまろ)朝臣(あそん)が四六駢儷体で書いた美しい文章で、声を出して呼んでみるといかにも美しい流れが味わえます。
本文の上中下の三巻は、神様が活躍する物語で、稗田阿礼(ひえだのあれ)が語り部となり口承したものを太安万侶が記したもので、『古代仮名』と駢儷体の混交文となっています。

上巻は、旧約聖書の創世記やギリシャ神話などと比べても見劣りのしない見事な物語で、天地開闢(この世の始まり)から人間世界の誕生までの期間を描き、想像を掻き立てる見事な世界です。特に国生み神話、ヤマタノオロチ退治などスサノヲの物語、オオクニヌシの国譲り神話、天孫降臨神話などおなじみな神話が登場します。
中巻から下巻は、神武天皇から推古天皇までの33代の天皇の継承関係(帝記)と事件(旧辞)が記されています。例えばヤマトタケルの東征の物語のほか王朝の系統交代の示唆が記されていて、読み応えあります。

2012年(平成24年)は、古事記編纂1300年目となります。
日本が国家としての体制を確立しつつあった時代、八世紀。語り部たちによって連綿と語り継がれてきた王家のその祖神にまつわる種々の伝承が、 全三巻の書物にまとめられ、時の天皇に献上されました。
それが、現存するわが国最古の書とされる『古事記』です。
この書は、太古・古代の人々にとって、この世の成り立ちを解き明かす書でもあり、 また古くから伝承し、練り上げられてきた一大叙事詩でもあります。
この魅惑に満ちた書が、2012年(平成24年)には、古事記編纂1300年目を迎えます。
わずかですが、島根などで古事記編纂1300年を祝うイベントが動き始めました。
今年、来年、そして2012年(平成24年)の本番と、一気に盛り上がりになると考えています。
「古事記」と言えば古典中の古典、「源氏物語」の比ではありません。
※2年前には「源氏物語千年紀in湖都大津」のWebプロデュースを担当しましたが…

「古事記」は古典でもあり、神話の書でもあり、神道の神典でもある、日本文化の中で最も貴重な文献です。
この中には、忘れ去られてしまった日本人の豊かな精神性が今も活き活きと生きています。
私はこの魅惑に満ちた書「古事記」に約20年、魅了され続けました。
古(いにしえ)の知恵の書「古事記」の世界を、最新のWebで価値ある魅力的なコンテンツとして、日本全国へ、アジアへ、世界へ発信するような企画プロデュースを始動させたいと思っています。
「古事記の世界」+「最新のWeb」+「その他(観光・映画・エンターテイメントなど)」を絡めた、古き知恵と新しき知恵の融合による新たな価値創造(コンテンツ)です。
どのようなコンセプトで、どのような手法で展開するかはこれからですが、協力いただける方やアドバイスいただける方がおられましたら、お声をかけてください。







